2011’06.06・Mon

大島の樹といえば自生本数から言っても「やぶ椿」「大島桜」「大島ツツジ」「あじさい」「エゴノキ(オオバエゴノキ・イズサとも呼ぶ)」この辺までは順当なところでしょうか。
6番目はというとぜひ「やまぼうし」を認知してもらいたいところです。が地味な樹のうえに、花が葉っぱの上についているので見つけにくい、という難点があります、エゴのように下を向いて咲いてくれると華やかなのですが。
差木地林道近くに多く自生していたと記憶していたので判定材料に、そう思って行ってみたのですが、すっかりあてが外れました。林道の整備・道路拡張、道路際の経年による成長の早い木々によって「やまぼうし」が見えなくなってしまっていました。かろうじて「恵の園のあたり」で2本、林道で2本、では大島を代表する樹に立候補することは早々にあきらめました。写真を撮るにも樹のテッペンまで登るか近くの大木にチャレンジするかしないとこんな絵柄は不可能です、ハナミズキより花は小さく密集して咲きます。
ヤマボウシを見ることが出来る場所は、大島公園の椿資料館脇の大木、温泉ホテルツツジ園のなか、くらいになってしまいました、公園に立派な樹が2本あったのですが、姿を消したので聞いてみたら駐車場整備に伴って伐採してしまったそうです。何人も花見を楽しんでいたのに、という声を聞きました、残念です。
もう見頃は過ぎたでしょうか、緑から白に変化した花(本当はホウ)は一部ピンクに変わってきています、このピンクがだんだん濃くなるとおしまいです、秋に葉が紅葉し、真ん中にある実が熟すと食べることが出来ます。

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