2011’11.13・Sun

14000~15000年前以降に堆積した約100枚のテフラ(火山砕屑物)層の大露頭(岩石 地層 鉱床などが地表にむきだしになっているところ)最上部にN4層 S2層 あとは先カルデラ新期山体(古期大島層群)O層 町がこの地層を大事にしてきたお蔭で2010/09/14日に日本ジオパーク(地層遺産公園→大地の公園)になりました。



1421/05/05日噴火 ? イマサキではスコリア放出に続きマグマ水蒸気爆発が起こりタフリング(爆発的噴火で形成される高さに比べて火口が大きい火口丘 円形や馬蹄形のことが多い)を形成しました

シクボは先カルデラ側火山のタフリング チョモの畑はこの中にあります 斜線が火口壁です 岳ノ平は1421年噴火のスコリア丘です。三原のカルデラは1750~1700年前(中村一明先生 5~7C)に出来ましたがシクボは それ以前の側噴火口です。

画面前面は下シクボ その下がイマサキにつながります。この写真は村松興業(株)さんのレミコンプラント屋上から撮らせていただきました。



波浮港火口から放出された噴石は波浮港周辺半径約1kmの範囲に飛散しました。窪みの形状で飛来した方向が判ります。


9世紀N3部層 山頂と南東山腹での噴火が一旦休止した後 南東山麓で割れ目噴火が起きこの時に形成されたのが爆裂火口波浮港とその北北西に位置するスリバチ火口です(マグマ水蒸気爆発)N3部層上部には838年神津島天上山噴火あるいは886年新島向山噴火起源の流紋岩質火山灰薄層が挟まれておりN3期の噴火が9世紀におきたことが判ります。1703年(元禄16)の元禄地震で波浮マール(火口湖)が海に繋がり1800年(寛政12)上総の平六が一式引受人となり湊を開削 波浮村が誕生しました。

大島火山より古い時代に岡田火山 行者の窟(いわや)火山 筆島火山という古期火山群があり筆島火山は240万年前から数十万年前に活動していたと考えられています。付近の海蝕崖には放射状に数多くの岩脈が貫き海蝕洞もあります。筆島は火道にあった角礫岩の残骸です。展望台からはこのアングルの写真は撮れません。




産総研(地質調査所)川辺禎久先生
(チョモ)
茄子の水やり シクボの畑
(チョモ)
(チョモ)
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