2020’04.18・Sat
出典 前半は元町の友人M.Sさん作 後半は国立感染症研究所 その他より









3月末に予約していた受診をキャンセル、とてもじゃないが 恐ろしくて上京できない。派遣先に毎日出社する東京にいる娘のことが 気がかり。娘のIgG抗体が陽性であってくれればと願う。
冬季に流行のピークをむかえヒトにうつる風邪のウイルスは4種類、ほかに動物由来が2種類、キクガシラコウモリによる 重症急性呼吸器症候群コロナウイルス SARS-CoV と ヒトコブラクダ由来の中東呼吸器症候群コロナウイルス MERS-CoV。
加えて 2019/12月に武漢で発生し現在世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス SARS-CoV-2 (CoVはコロナウイルスの意、Coはcorona ←王冠のcrown, Vはラテン語ウィールスviresのV、英語でヴァイラス)
模式図のSタンパク質はスパイクタンパク質 宿主の細胞膜を利用して作られるエンベローブはウイルスがヒトの細胞膜を引きちぎって出てくるときに脂質二重膜をまといます。 スパイクタンパク質の配列情報は98%SARSのものと一致していたものの僅かな変異で耐性を獲得しています。進化のスピードが比べ物もないほどに早く変異が多く起きる。研究者はSARSの抗ウイルス薬が、コロナウイルスにも有効だと考えましたが実際に実験を行ってみると、SARSの抗ウイルス薬は新コロナウイルスには全く効きません。SARSのスパイクよりも ヒト細胞に対して10〜20倍の高い親和性(結合しやすさ)を持っていることが分かったのです。ヒト細胞は異質だと感ぜず違和感なくウイルスを自分の一部だと認識して内部に取り込み結合してしまう。容易に感染がおこります。ウイルスの弱点は単独では増殖できない 一人では生きられないということ。 エンベローブが失われれば感染能を失いますから、石鹸やエタノールで容易に不活化させ、コロナウイルスを殺すことができます。宿主に大きなダメージを与えすぎると自らの生存が危ぶまれます。そこで咳やくしゃみで脱出して また別の宿主を探すことになります(自走性はなく飛沫感染) 熱に弱く肺の中は高温、胃の中は塩酸で快適ではありませんが肺に容易にはいりこんでしまいます。鼻と喉の粘膜が涼しく適温でウイルスにとって快適のようです。熱と乾燥が嫌いです。史上最大のパンデミックは1918~1921年のスペイン風邪 死者は5,000万人(日本45万人)ともいわれます。ウイルスの毒性が弱まって終息したそうです。もっとも強毒性・弱毒性は ヒトの側が強く反応するか 弱く反応するかの違いのようです。遭遇したことのないヒトは過剰反応してしまうそうです。
今生存する生物の共通祖先は38億年前に遡ります。ウイルスと生物が30億年以上もの間 互いに影響しあいながら共存してきました。30億年間ずーっと生物とウイルスは攻防を繰り返し ともに進化してきました。ウイルスは進化の伴走者でもあります。例えば 1億6000万年前に哺乳類の祖先にウイルスが感染しPEG10遺伝子を持ち込んだ そのおかげで胎盤ができて生存率が大幅に高まった(東京医科歯科大学 石野 史敏教授) ウイルスに負けるようなヒトはこの世に生きていません。またヒトを全て殺すようなウイルスもいません。ヒトはそんなにヤワではありません。 宿主であるヒトを殺せばウイルスも子孫を残せない。ほどほどのところで折り合いをつけてきた と考えます。
M.Sさんの「生物いきる天の啓示か」について 最後に一言 自然調和・予定調和で神は「長生きしすぎているヒト」を淘汰しようとしている は考えすぎでしょうか。 04/27日(月)受診予約 上京できるかどうかが身近な心配ごとです。島嶼9島は今のところ罹患者ゼロ。保健所は大島 三宅島 八丈島にあるがPCR検査はできません 東京都島嶼保健所は あと小笠原にあります。
![SN00073[1]](https://blog-imgs-133.fc2.com/g/o/j/gojinka100/20200418121228d63.png)
出典 朝日新聞 2020/04/24

(チョモ)









3月末に予約していた受診をキャンセル、とてもじゃないが 恐ろしくて上京できない。派遣先に毎日出社する東京にいる娘のことが 気がかり。娘のIgG抗体が陽性であってくれればと願う。
冬季に流行のピークをむかえヒトにうつる風邪のウイルスは4種類、ほかに動物由来が2種類、キクガシラコウモリによる 重症急性呼吸器症候群コロナウイルス SARS-CoV と ヒトコブラクダ由来の中東呼吸器症候群コロナウイルス MERS-CoV。
加えて 2019/12月に武漢で発生し現在世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス SARS-CoV-2 (CoVはコロナウイルスの意、Coはcorona ←王冠のcrown, Vはラテン語ウィールスviresのV、英語でヴァイラス)
模式図のSタンパク質はスパイクタンパク質 宿主の細胞膜を利用して作られるエンベローブはウイルスがヒトの細胞膜を引きちぎって出てくるときに脂質二重膜をまといます。 スパイクタンパク質の配列情報は98%SARSのものと一致していたものの僅かな変異で耐性を獲得しています。進化のスピードが比べ物もないほどに早く変異が多く起きる。研究者はSARSの抗ウイルス薬が、コロナウイルスにも有効だと考えましたが実際に実験を行ってみると、SARSの抗ウイルス薬は新コロナウイルスには全く効きません。SARSのスパイクよりも ヒト細胞に対して10〜20倍の高い親和性(結合しやすさ)を持っていることが分かったのです。ヒト細胞は異質だと感ぜず違和感なくウイルスを自分の一部だと認識して内部に取り込み結合してしまう。容易に感染がおこります。ウイルスの弱点は単独では増殖できない 一人では生きられないということ。 エンベローブが失われれば感染能を失いますから、石鹸やエタノールで容易に不活化させ、コロナウイルスを殺すことができます。宿主に大きなダメージを与えすぎると自らの生存が危ぶまれます。そこで咳やくしゃみで脱出して また別の宿主を探すことになります(自走性はなく飛沫感染) 熱に弱く肺の中は高温、胃の中は塩酸で快適ではありませんが肺に容易にはいりこんでしまいます。鼻と喉の粘膜が涼しく適温でウイルスにとって快適のようです。熱と乾燥が嫌いです。史上最大のパンデミックは1918~1921年のスペイン風邪 死者は5,000万人(日本45万人)ともいわれます。ウイルスの毒性が弱まって終息したそうです。もっとも強毒性・弱毒性は ヒトの側が強く反応するか 弱く反応するかの違いのようです。遭遇したことのないヒトは過剰反応してしまうそうです。
今生存する生物の共通祖先は38億年前に遡ります。ウイルスと生物が30億年以上もの間 互いに影響しあいながら共存してきました。30億年間ずーっと生物とウイルスは攻防を繰り返し ともに進化してきました。ウイルスは進化の伴走者でもあります。例えば 1億6000万年前に哺乳類の祖先にウイルスが感染しPEG10遺伝子を持ち込んだ そのおかげで胎盤ができて生存率が大幅に高まった(東京医科歯科大学 石野 史敏教授) ウイルスに負けるようなヒトはこの世に生きていません。またヒトを全て殺すようなウイルスもいません。ヒトはそんなにヤワではありません。 宿主であるヒトを殺せばウイルスも子孫を残せない。ほどほどのところで折り合いをつけてきた と考えます。
M.Sさんの「生物いきる天の啓示か」について 最後に一言 自然調和・予定調和で神は「長生きしすぎているヒト」を淘汰しようとしている は考えすぎでしょうか。 04/27日(月)受診予約 上京できるかどうかが身近な心配ごとです。島嶼9島は今のところ罹患者ゼロ。保健所は大島 三宅島 八丈島にあるがPCR検査はできません 東京都島嶼保健所は あと小笠原にあります。
![SN00073[1]](https://blog-imgs-133.fc2.com/g/o/j/gojinka100/20200418121228d63.png)
出典 朝日新聞 2020/04/24

(チョモ)
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