2020’12.07・Mon
バームクーヘンの化粧直し 完了したら写真を撮りにお出かけください 重機が懸垂作業をしています(12/07)。「ねんりん家」のバームクーヘン「冬のマウント」美味しかったです →miyuki 。 S2 N4層の上部に新しい層が出てくるのを楽しみにしています。この地層大切断面と「筆島の岩脈」は伊豆大島 露頭の宝です。

この露頭は大島火山 噴火の履歴簿です。
最上部のブッシュが削り取られ新しい地層が出るか出ないか ドキドキしています。 最上部下面左の乱れは山頂の陥没カルデラができた 今からおよそ1700-1750年前の噴火による火山岩塊の めり込みによるもの「S2層 差木地層2」と思われます。この層の下層は先カルデラ火山新期山体 古期大島層群といいO1-O95 最下層が15000年前 田沢堅太郎説 と O1-O127 19700年前 上杉 陽説とがあります。Oは古期のOlderのOです。95層と127層説です。1層は噴火に伴う堆積物2レイヤーとレスで構成されています。下層がスコリア層 中間が火山灰層 この2レイヤーが厚ければ長期間噴火活動が続きました。最上部は噴火休止期のレス 風成層です。厚ければ噴火活動が長いことお休みだったことを表します。露頭とは普通、地層は地面のなかにかくれて見ることはできませんが、何らかの原因で地面の断面が見えて地層が観察できるところがあります。これを露頭といいます。道路を通すために山麓斜面をL字型にきったところ現れたのがこの露頭です。地層に大きな力が加わったりすると、地層にずれが生じたり、地層が曲がってしまうことがあります。地層がずれることを断層、地層が曲がることを褶曲と呼びます。大島のこの地層は 左右から内側に力が加わって褶曲したのではなく もともと波を打っていた地層の上にスコーリアや火山灰が降り積もりました。地層は、堆積する速度に変化はあるもののおおむね連続してたまっていきます。このように連続してたまっていった地層どうしの関係を整合といいます。不整合の個所は風雨波等による浸食で途切れています。噴火休止期の土壌 レスはどのようにしてできたのでしょう。お考え下さい。






(2015/11/18)

最近発表された 都立大の鈴木毅彦先生の説によりますと鍵層になる最下層O95は16-17ka(1kaは1000年前)と推定し さらに4m下から18598-18287の年代値を得ました。論文 「伊豆大島 南西部「地層大切断面」における先カルデラ火山新期山体形成期以降 過去2万年間のテフロクロノロジー」 テフロクロノロジーとはテフラ(火山砕屑物)を用いて地層や地形の編年をする学問分野のことです。
2021/03/02日 拙宅を お訪ねいただいた「 伊豆大島古道探索」のリーダー 八木 丈夫さんから この論文の存在を教えてもらいました。

(2020/11/19) 筆島の岩脈
(チョモ)

この露頭は大島火山 噴火の履歴簿です。
最上部のブッシュが削り取られ新しい地層が出るか出ないか ドキドキしています。 最上部下面左の乱れは山頂の陥没カルデラができた 今からおよそ1700-1750年前の噴火による火山岩塊の めり込みによるもの「S2層 差木地層2」と思われます。この層の下層は先カルデラ火山新期山体 古期大島層群といいO1-O95 最下層が15000年前 田沢堅太郎説 と O1-O127 19700年前 上杉 陽説とがあります。Oは古期のOlderのOです。95層と127層説です。1層は噴火に伴う堆積物2レイヤーとレスで構成されています。下層がスコリア層 中間が火山灰層 この2レイヤーが厚ければ長期間噴火活動が続きました。最上部は噴火休止期のレス 風成層です。厚ければ噴火活動が長いことお休みだったことを表します。露頭とは普通、地層は地面のなかにかくれて見ることはできませんが、何らかの原因で地面の断面が見えて地層が観察できるところがあります。これを露頭といいます。道路を通すために山麓斜面をL字型にきったところ現れたのがこの露頭です。地層に大きな力が加わったりすると、地層にずれが生じたり、地層が曲がってしまうことがあります。地層がずれることを断層、地層が曲がることを褶曲と呼びます。大島のこの地層は 左右から内側に力が加わって褶曲したのではなく もともと波を打っていた地層の上にスコーリアや火山灰が降り積もりました。地層は、堆積する速度に変化はあるもののおおむね連続してたまっていきます。このように連続してたまっていった地層どうしの関係を整合といいます。不整合の個所は風雨波等による浸食で途切れています。噴火休止期の土壌 レスはどのようにしてできたのでしょう。お考え下さい。






(2015/11/18)

最近発表された 都立大の鈴木毅彦先生の説によりますと鍵層になる最下層O95は16-17ka(1kaは1000年前)と推定し さらに4m下から18598-18287の年代値を得ました。論文 「伊豆大島 南西部「地層大切断面」における先カルデラ火山新期山体形成期以降 過去2万年間のテフロクロノロジー」 テフロクロノロジーとはテフラ(火山砕屑物)を用いて地層や地形の編年をする学問分野のことです。
2021/03/02日 拙宅を お訪ねいただいた「 伊豆大島古道探索」のリーダー 八木 丈夫さんから この論文の存在を教えてもらいました。

(2020/11/19) 筆島の岩脈
(チョモ)
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